
《蛸工図(たこうず)》(部分)
中村恭子筆, 116.7×91 cm, 2011年
何年か前銀座の画廊で二人展をやっているとき、中村氏の蛸工図(本書カバー図)と呼ばれる日本画が展示されていた。その絵の上方には、いきものである蛸が蠢いている・・・



《生殖の線ーハナバチー》
中村恭子筆, 53×56.5 cm, 2007年
中村恭子の作品「ハナバチ」は、オフリスというランの絵である。オフリスは或るハチのメスに擬態し、オスバチを誘いこみ、受粉に利用するそうだ。中村は、ハチとランの間に、普遍的な性を、生殖の線を、見出していく・・・

